マドリード医療改革の軌跡 - 企業参入と公的医療の変容
マドリードの公的医療について、SASという組織が何年か前に話し合いをしたことがある。どうも二十年近く前から、外部企業との連携や委託というものは少しずつ増えていたようだけど、本格的な動きは二〇〇四年頃から始まったとされている。当時、七つくらいの病院でPFIモデルとかPPP方式みたいな仕組みが採用されて、新しい施設が開設されたタイミングで企業も関与する形になった。それまで医療現場で働いていた人たちの職種によっては大きな影響を受けたらしい。 その後、大体一年か二年おきに追加の計画も発表されたとか。最近では、予算案を使って儲かりそうな部分だけ企業へ移す流れが強まる可能性が指摘されていて、逆に一般市民向けにはやや限定的なサービスになるんじゃないか…そんな声も聞こえる。細かな数字は曖昧だが、全体として将来にわたり元通りになるのは難しいと言われることもあったみたいだ。
本段の参照元: https://www.sasmadrid.org/index_php/comunicados/57-sas-propone-huelga-indefinida-a-los-trabajadores-de-la-sanidad-publica-de-madrid
都市の変貌 - 家族構造と生活様式の変化
実際に、街角で見かける人たちの暮らしぶりも、どこか昔と違ってきた気がする。ニュースによれば、ここ数年で家族構成や働き方が変わってきたという話もよく耳にしたような。確か、厚生労働省あたりが発表していた資料でも「単身世帯」が全体の将近半分くらいまで増えている、とそんな感じの数字を見かけた記憶がある。もちろん地域によって差はあるものの、大家族よりも一人や二人暮らしが多くなった印象だろうか。この変化の理由については明確には説明されていない気もするけれど、都市部への人口集中とか就業形態の多様化なんて要因がちらほら挙げられていた。自分でも思い返せば、親戚同士で集まる機会はほんとうに減った。
