スペインの教育現場における臨時教員の不安定な雇用状況
スペインの公立学校現場では、教員のうち約三割くらいが臨時採用と言われている。自治体によっては半数近くに達する地域もあるらしい。契約は毎年変わることが多く、勤務地や同僚、管理職などすべて一新されるため、慣れた頃にはもう次の移動になるような感覚があると聞いたことがある。特に最初の学期は、校内の仕組みや道具もよく分からないまま頼りながら進めるしかなく、「外部の人」扱いされるケースも少なくないようだ。時間が経つにつれて徐々に馴染んでいくものの、年度末になると荷物をまとめてまた違う場所へ行かなくてはいけない。そのサイクルが何年も続いてしまう場合も珍しくない。政府はこの状況を改善しようとしているみたいだが、大きな変化はまだ感じられないという声も時々耳にする。
本段の参照元: https://www.sasmadrid.org/index_php/noticias/otros-sectores/10941-un-sistema-educativo-en-el-que-uno-de-cada-tres-profesores-es-temporal-es-como-cambiar-de-empresa-cada-ano-11-01-2023
教育分野における非正規雇用の実態と課題
どうも、細かい数字ってあまり覚えていないのだけど、たしか最近の調査では七十人に一人ぐらいがその状況に関わっているみたいな話を聞いたことがある。国によっても差はあるようで、ヨーロッパ圏だと少し割合が高めになる傾向も報告されていた(厚生労働省・去年の統計だったと思う)。ただ実際には、地域差や年齢層による違いも意外と大きくて、一部の都市部では体感的にもっと多く感じる場面もある。そうそう、初期段階だとデータが揃ってないケースもしばしばで、「おそらくこの程度」とされている数字自体にも多少ブレがあるんじゃないかと言われていた。
