マドリード医療現場の闇:10年以上も臨時雇用の医師たちが声を上げる

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マドリードの医療現場の不安定な雇用と医師たちの苦悩

スペイン、マドリードの巨大な病院に勤めている医師たちですが、そのうちおよそ3割がいまだ固定契約を持っていません。んー、個人的にはけっこう意外でした。なんと、10年以上ずっと臨時雇用で働いてきた人も珍しくないんです。たとえば小児麻酔科のMónica de Miguel先生、彼女は18年間も同じ仕事を続けてきて、ようやく2015年に26回目の契約更新で準公務員(インテリナ)になったというから驚きですね。ま、いいか。他にも麻酔科のLuis M. Casero先生の場合は、10年間何度も臨時契約を重ねてやっと2017年5月まで待つことになりました。そして内分泌科のMaría Calatayud先生は前任者が休職した後、そのポストを12年担当し続けてもまだ臨時職員としてしか扱われていません。この辺、本当に複雑です……。

それだけじゃなく、小児科・感染症専門医のMar Santosさんもだいたい15年間難しい患者さんと向き合ってきてるのに、結局2015年までずっとインテリナにはなれなかったんですよね。この4人はいずれもマドリード州有数の病院で働いていて、2025-05-10に『Médicos no fijos de Madrid』というプラットフォーム主導によるストライキへ参加するそうです[1]。今回の行動は、新しいIceta法適用への課題や長期的な臨時雇用、それから違法な一時契約継続など、とにかく不安定すぎる雇用状況そのものに対して声を上げたい - そんな感じみたいですね。それぞれ背景もちょっと異なるんですが、不確かなまま長期間現場で頑張っている姿を見ると考えさせられるものがあります…。

参照先: https://www.sasmadrid.org/index_php/noticias/sanidad/9442-una-ett-llamada-sanidad-publica-09-05-2022

『Médicos no fijos de Madrid』によるストライキと雇用改善への挑戦

うーん、やっぱりマドリードの医療現場って、不安定な雇用が長年モヤモヤしてたみたいですね。で、ついに動き出すことになりました。ちょっと驚きかもしれませんが、2025年5月10日には、先に挙げたお医者さんたちをはじめとして非正規で働くドクターが中心となり、『Médicos no fijos de Madrid』が旗振り役となるストライキを計画しています。不安定な立場への抗議として実施されるらしいんですが――なんだか時代の転機っぽさも感じちゃいます。ま、いいか。でも本当に、どうなるんだろうね?

『Médicos no fijos de Madrid』によるストライキと雇用改善への挑戦

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