スペイン政府、新たな有料道路制度の導入へ:地域バランスを重視した料金設計を検討

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新しい道路料金制度の舞台裏 〜政府の思惑と水面下の交渉〜

スペインの運輸・モビリティ・都市アジェンダ担当大臣であるラケル・サンチェスさんは、閣議のあと記者会見で、政府が新しい有料道路制度の導入に向けてすでに動き始めているって、はっきり認めたんですよね。ただし、実際にいつスタートするかについては断言を避けてました。「EUとの約束」との関連で「2024年初頭」から必要になる見込み、とやや遠回しな言い方をしてた気がします。今のところ政府としては、「地域ごとの格差が出ないような料金体系」を目標にしていて、自治体だったり経済界だったり、まあ社会全体を巻き込んだ話し合いを重視したいというスタンスみたい。

制度自体の詳細とか具体的な料金水準はまだ固まってない状態ですが、数か月以内には正式に発表される予定らしいです。なんでも、この新しい政策はEUの復興基金活用と直結する「回復・変革・強靭化計画」の一部でもあるとか(最近この手の話多いですよね)。実際どれくらいの金額になるか、どんな支払い方法になるかなども引き続き協議中ということですし、公的には何も決定していません。ただ、「象徴的な額」に落ち着く可能性も取り沙汰されています。サンチェス大臣としては「まず対話して合意ができた後」に具体的内容を発表したい考えみたいで、その姿勢を何度も強調していた印象です。ま、いいか。

参照先: https://www.sasmadrid.org/index_php/noticias/7515-el-gobierno-confirma-que-impondra-peajes-en-las-autovias-a-partir-de-2024-21-10-2021

EUの復興計画と地域バランス、そして未確定の道路政策

新しい制度の詳細については、今もちょこちょこ議論が盛り上がってる感じです。さっきも会議室で誰かが話してたような…。とはいえ、地域ごとのバランスを崩さない料金設計を模索しつつ、色んな関係者と地道に話し合いを重ねている段階なんですよね。ま、いいか。実際、現場でも手探り感が強いと思います。

EUの復興計画と地域バランス、そして未確定の道路政策

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