最近、親のことで色々考えることがあって…。
いつかは…と思いつつ、先延ばしにしてた「介護」のこと。特に、要介護認定の申請って、言葉は聞くけど、実際どうすればいいのか、全然ピンとこなくて。😮💨
たぶん、同じように感じてる人もいるんじゃないかなと思って、ちょっと調べてみたことを、自分のメモ代わりにまとめてみます。もし誰かの参考になったら嬉しいです。
まず、どこから手をつける?
いきなり市役所に行くのも、なんかハードル高いですよね。僕もそうでした。
一番最初のステップは、住んでいる市区町村の「高齢者福祉課」みたいな名前の窓口か、「地域包括支援センター」に相談することみたい。 どっちに行けばいいか迷ったら、まず地域包括支援センターに電話してみるのが良さそう。 ここは、介護に関するよろず相談所みたいな場所だから、専門家が「じゃあ、まずこうしましょうか」って、道筋を立ててくれるはず。
いきなり申請!じゃなくて、まず「相談」から。そう思うだけで、ちょっと気持ちが楽になりません?
申請に必要なものって、結局なんなの?
相談して、いざ申請しようってなったら、いくつか書類が必要になります。これは、事前に準備しておくとスムーズかも。
- 申請書(要介護・要支援認定申請書):これは窓口でもらうか、自治体のホームページからダウンロードできます。
- 介護保険被保険者証:65歳以上の親の分ですね。もし40歳から64歳までの人(第2号被保険者)が申請する場合は、健康保険証が必要です。
- マイナンバーがわかるものと、身分証明書:申請する人の本人確認用です。
- 主治医の診察券など:先生の名前とか病院名がわかるもの。後で「主治医の意見書」を書いてもらうことになるので、この情報は必須です。
書類を集めるのって、地味に大変だけど、ここが第一関門ですね。🙏
「訪問調査」って、何を聞かれるんだろう…
申請が受理されると、次は「訪問調査」です。 自宅に調査員さんが来て、親の心身の状態について質問されます。
これ、すごく緊張しますよね…。なんだか「テスト」されるみたいで。
でも、調べてみると、これはテストじゃなくて、あくまで「普段の様子」を知るためのものだそうです。 例えば、麻痺があるか、自分で起き上がれるか、食事はとれるか、今日の日付が言えるか、とか。 日常生活の基本的な動作についての確認がメインみたいです。
ここで大事なのは、ありのままを伝えること。見栄を張ったり、逆に大げさに言ったりせず、普段困っていることを具体的に話すのがいいみたい。家族からも、「こういう時に困ってます」って補足すると、より正確に伝わるはず。
正直、親が「できないこと」を目の当たりにするのは、ちょっとつらい時間かもしれない…。でも、適切なサポートを受けるためには、すごく大事なステップなんですよね。
| 家族が気にしがちなこと | 認定調査で重視されること(一例) |
|---|---|
| 「最近、物忘れがひどくて心配…」 | 認知機能の具体的な確認。「自分の名前や生年月日を言えますか?」といった質問。 |
| 「一人で歩くのが、ふらついて危ない」 | 基本的な身体機能の確認。「杖なしで立てますか?」「少し歩けますか?」といった動作確認。 |
| 「お風呂に入るのを嫌がるようになった」 | 生活動作の自立度の確認。「自分で体を洗えますか?」「浴槽をまたげますか?」といったこと。 |
| 「なんだか、いつも塞ぎ込んでいて元気がない…」 | 過去14日間の精神・行動の状態。「被害的になることはありますか?」「昼夜逆転はありますか?」など。 |
それと並行して、市区町村から主治医へ「意見書」の作成依頼がいきます。 訪問調査の結果と、この主治医意見書が、審査の大きな材料になるんですね。
審査って、どれくらい待つの?
書類も出して、調査も終わって…あとは結果を待つだけ。この待ち時間が、また落ち着かないんですよね…。
原則としては、申請から30日以内に結果が出ることになっています。 でも、これはあくまで目安。実際には、主治医の意見書が遅れたりすると、2ヶ月くらいかかることもあるみたいです。 厚生労働省のデータだと、全国平均で39.8日かかっているという話も。 だから、1ヶ月過ぎても連絡がなくても、焦りすぎなくていいのかもしれません。
ちなみに、この審査は二段階。まず、調査結果と意見書の一部をコンピューターで分析して「一次判定」が出ます。 その後、保健・医療・福祉の専門家が集まる「介護認定審査会」で、一次判定の結果や特記事項、主治医の意見書を総合的に見て「二次判定」が行われ、最終的な要介護度が決まる、という流れです。
ところで、こういう制度って国によって結構違うんですね。日本の介護保険は、みんなが保険料を払って支え合う「社会保険方式」で、2000年に始まりました。 でも、例えば北欧の国々は税金で全部まかなっていたり 、ドイツは日本と同じ保険方式だったり 、色々あるみたいです。日本の制度は、国際的に見ると「中くらいの福祉を、比較的低い負担で実現している」と言われることもあるようです。 なるほどなぁ…と。
結果が出たら、それで終わり?
長い審査期間を経て、ようやく「認定結果通知書」が郵送で届きます。 ここには「要支援1・2」「要介護1~5」または「非該当(自立)」のいずれかが書かれています。
でも、これで終わりじゃない。むしろ、ここからがスタートです。
- 「要支援」「要介護」と認定された場合:次は、どんなサービスをどう使うか、具体的な計画(ケアプラン)を立てる必要があります。要支援の場合は地域包括支援センター 、要介護の場合はケアマネジャー(居宅介護支援事業者)に連絡して、相談しながらプランを作っていきます。
- 「非該当(自立)」だった場合:介護保険のサービスは使えないけど、がっかりしないでください。自治体が独自に提供している高齢者向けのサービスなどが使える場合があるので、地域包括支援センターに相談してみるのがおすすめです。
- 結果に納得いかない場合:「うちの場合はもっと重いはずなのに…」と感じることもあるかもしれません。その場合は、結果を知った日の翌日から3ヶ月以内に、都道府県に設置されている「介護保険審査会」に不服申し立て(審査請求)ができます。 これは、認定のやり直しを求める手続きですね。ただ、これは手続きが適正だったかを審査するもので、時間がかかる(3~6ヶ月ほど)ようです。 もう一つの方法として、心身の状態が明らかに変わった場合には「区分変更申請」という手続きもあります。 どっちがいいかは、まずケアマネジャーや地域包括支援センターに相談するのが一番確実です。
…と、ここまで書いてきましたが、やっぱり複雑ですよね。🤔
でも、一つ一つ分解していくと、やるべきことは見えてくる気がします。何より、一人で抱え込まないで、地域包括支援センターみたいな専門家を頼ることが大事なんだな、と改めて思いました。
この手続き、経験したことある方いますか? もしよかったら、コメントで「ここが大変だった」とか「こうするとスムーズだったよ」みたいなこと、教えてもらえると嬉しいです。
