良い人でいるべきか、幸せな人になるべきか?自己犠牲と幸福感の選択を考える

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最近よく思うんだけど、朝の満員電車に乗ってるとさ、みんな本当に疲れた顔してるよね。特に、俺と同じくらいの歳か、ちょっと上の男の人たち。血走った目に、なんかむくんだ顔してて。別にみんながみんな、無茶な酒飲んでるとかじゃないはずなんだよ。家族のために、子供にもっと良い未来をって、必死で働いてる結果が、あの顔に刻まれてるんだと思う。

俺もずっとそうだったから、痛いほどわかる。貧乏から抜け出したくて、大事な人たちがもっといい暮らしができるようにって、とにかくがむしゃらに働いてきた。その道のりで、俺も毎朝あの電車の中で死んだ魚の目をしてた一人だったんだよな。自分のことなんて、全部後回しで。

で、ある時気づくんだよね。このまま行ったら、俺の人生って何だったんだろうって。年取ってから、たまの休みに釣りに行くとか、ガレージで車いじるとか、そういう瞬間にしか「生きてる」って感じられなくなるのかなって。それって、あまりにも寂しくないか?

重点一句話

すごくシンプルなんだけど、結局ね、まず自分自身を幸せにしてあげないと、周りの誰も本当の意味で幸せにはできないってこと。これ、マジでそう思う。

社会が求める「すごい男」の正体って何?

今の世の中って、情報が多すぎない?特にネット。SNS開けば「男はこうあるべきだ」みたいな役割モデルが溢れてる。年収はこれくらいで、こういう家に住んで、こういう女性と付き合って…。でも、ちょっと冷静に調べてみると、そんな理想像に当てはまるのって、地球上でトップ数パーセントの男だけらしいんだよね。

じゃあ、残りの90数パーセントの、毎日汗水たらして働いてる俺たちは何なんだ?って話になる。教師とか、工場の作業員とか、農家の人とか。俺たちの親の世代なんて、ほとんどがそうだったはずなのに、いつの間にか大衆文化の中では「負け組」の象徴みたいにされてないか?正直、あれは本当にひどいと思う。

でもね、こういう「普通に頑張ってる男」を誰も褒めないし、むしろ見下すような風潮が続くと、そりゃ反動も起きるよ。「作用・反作用の法則」ってやつ。女性とか社会への憎しみをむき出しにするような、過激な男性だけのコミュニティが生まれてくる。正直、彼らの主張って一見すると魅力的で、共感できる部分もあるんだよ。「俺たちの気持ちをわかってくれる!」って。でも、その根っこにあるのは、誰かを敵にすることで自分を正当化するっていう、すごく危うい考え方なんだ。

繰り返すだけの毎日に閉じ込められた感覚
繰り返すだけの毎日に閉じ込められた感覚

「すごい人」じゃなくて「いい感じの人」で良くない?

この「こうあるべき」っていうプレッシャー、日本は特に強い気がする。海外、例えば世界保健機関 (WHO) なんかが言う「ウェルビーイング」はもっと広い意味での幸福を指すけど、日本では昔から「生きがい」っていう言葉があるよね。これって単なるハッピーとはちょっと違って、「生きる張り合い」とか「生まれてきた意味」みたいな、もっと深いニュアンスがある。家族を支える大黒柱であること、それが「生きがい」だと信じて頑張ってきた人も多いと思う。それ自体はめちゃくちゃ尊いことなんだけど、それがいつしか自分を追い詰める鎖になってしまうこともあるんじゃないかな。

そこで俺が提案したいのが、この考え方のシフト。社会が求める完璧な「すごい人」を目指すんじゃなくて、自分も周りもそこそこ幸せな「いい感じの人」でいることを目指してみない?

社会が求める『すごい人』 自分を幸せにする『いい感じの人』
年収は常に平均以上じゃないとダメ。じゃないと価値がないと思ってる。 お金は大事。でも、それ以上に時間の使い方が人生の質を決めるって知ってる。
弱音は絶対に吐かない。男は黙って耐えるもの。…で、結局一人で潰れる。 「今日マジで疲れたわー」って言える。弱さを見せられるのは、本当は強さだって分かってる。
趣味は「成功者の証」みたいなゴルフとかワイン。本当に好きかは、まぁ、二の次。 プラモデル作ったり、アニメ見たり。他人にどう見られるかより、自分が心から楽しいかが基準。
24時間戦えますか?の精神。休むのは悪だと思ってる。 休むのは超重要な仕事の一つ。ちゃんと休まないと、いい仕事もできないし、優しくもなれない。
他人の評価が全ての行動基準。「すごい」って言われたい。 自分の機嫌は自分でとれる。他人の評価より、昨日の自分より楽しめてるかの方が大事。

じゃあ、具体的にどうすんの?【自分を知るためのステップ】

「理想は分かったけど、どうすればいいんだよ」って声が聞こえてきそうだから、具体的な方法を話すね。これ、原文の筆者も勧めてたんだけど、俺もやってみてすごく効果があった方法。超アナログだけど。

まず、気に入ったノートを一冊買う。ここ、意外と大事。どうせなら、自分が「お、これいいな」って思えるやつを選ぶ。

  1. ステップ1:自分のルーティンを書き出す。
    まず最初のセクションに「一日のスケジュール」って書いて、典型的な平日の1日を書き出してみて。朝何時に起きて、何時に家出て、会社で何して、帰ってきて何して、寝るまで。箇条書きでいい。…ここで「めんどくせぇ」「頭の中で分かってるし」って思ったでしょ?俺も一年前なら絶対そう言ってた。でも、騙されたと思ってやってみてほしい。
  2. ステップ2:一晩寝かせる。
    書いたら、その日はもう見ないで閉じちゃう。で、寝る。睡眠って、思考を整理してくれるから、次の日新しい視点で見れるようになるんだ。
  3. ステップ3:気に入らないところに印をつける。
    次の日、そのページを改めて見て、「なんか、これ嫌だな」って思う部分に赤ペンか何かで印をつけていく。「この通勤時間、マジで無駄だな」とか、「夜、スマホ見てるだけで1時間経ってんな」とか。
  4. ステップ4:これを数日繰り返す。
    印をつけたら、またノートを閉じて次の日へ。これを、自分でつけた印にさらに修正を加えるようになるまで繰り返す。そしたら、もう十分。
  5. ステップ5:「好きだったことリスト」と「やってみたいことリスト」を作る。
    次のセクションに、今まで人生でやってみて楽しかったことを全部書き出す。それから、やったことないけど、ずっとやってみたかったこともリストアップする。
  6. ステップ6:現実的に絞り込んで、優先順位をつける。
    そのリストの中から、健康を害するものとか、家族に迷惑がかかるものとか、今の生活を破綻させるようなものは消していく。残ったものに、やってみたい順で番号を振る。
  7. ステップ7:1位を生活に組み込む。
    一番やってみたいことを、さっきの「一日のスケジュール」に戻って、どこにねじ込めるか考える。週に1時間でも30分でもいい。それで、新しいスケジュールを作って、とにかく実行してみる。

俺はこれで、自分のブログを書くっていうのを始めたんだ。最初は自分の考えを整理するためだけに書いてた。それを婚約者とか親しい人に見せて、そしたら今度はこうやって、もっと多くの人に向けて書くようになった。正直、めちゃくちゃ楽しい。新しい目標ができて、人生に新しい色が加わった感じがする。

自分と向き合う、シンプルな時間
自分と向き合う、シンプルな時間

最初の壁は「周りの目」

何か新しいことを始めると、ほぼ100%の確率で、周りからネガティブな反応が来る。特に、身近な人ほどそうだったりする。「何やってんの?」「そんなことして意味あるの?」って。

俺の親もよく言ってたな。「そんなことしたら、世間の人はなんて言うか」って。でも長年かけて分かったのは、ほとんどの人は、他人のことを非難するのが一番手っ取り早い娯楽なんだよね。だから、誰かが何かを始めたら、まずケチをつける理由を探す。

じゃあどうすればいいか?答えは一つ。最初は、徹底的に無視する。

面白いもんで、社会の反応ってパターンがあるんだよ。最初は「拒絶」、そして「無関心」、最後に「支持と称賛」に変わる。あなたが自分のペースで、着実に自分のやりたいことを続けていると、周りも「あ、こいつ本気なんだな」って分かってくる。そしたら、やかましかった外野もだんだん静かになって、気づいたら応援してくれる人まで出てくる。だから、最初の向かい風は「ああ、いつものやつね」くらいに思って、気にせず自分のやるべきことをやるのが一番。

で、結局何が手に入ったの?

俺がこのプロセスを経て何を手に入れたか。金持ちになったとか、そういう派手な話じゃない。手に入れたのは、ちょっとした心の穏やかさと、自分の人生に対するワクワク感かな。

自分の好きなことに時間を使うようになると、不思議と他のことも上手く回りだすんだよ。ストレスに強くなるし、悪いニュースを見ても「まあ、しゃあないか」って受け流せるようになる。俺の場合、自分の気持ちを文章にすることで、婚約者が俺のことをもっと深く理解してくれた。これは本当に嬉しい副産物だったな。男って、自分の弱さとか悩みとか、なかなか口に出せない生き物だから。

あと、自己破壊的な衝動がなくなった。あれだけやめられなかった甘い炭酸飲料とか、お菓子をパッタリやめられた。酒も、飲みたいと思わなくなった。SNS見てても「この時間あったら、あれができるな」って思うようになって、自然と離れられた。いくつかの悪習慣は、新しい良い習慣が勝手に追い出してくれた感じ。

これは誰にでもできると信じてる。ギターを始めてもいいし、絵を描いてもいい。陶芸でも、プログラミングの勉強でも、何でもいい。何か一つ、自分のための時間を持つことで、仕事に対する見方も変わってくる。今までイライラしてた職場の問題が、ただの「背景ノイズ」に聞こえるようになるかもよ。心が穏やかな社員って、結果的に集中力も高いから、上司からの信頼も厚くなる。これは俺が実証済み。

自分の人生のハンドルを取り戻した先に見える景色
自分の人生のハンドルを取り戻した先に見える景色

結局のところ、自分の人生の境界線を自分で決めて、自分だけの人生プランを立てて、周りの雑音を無視すること。これが、自分を根本的に変えて、結果的に周りのあなたへの態度も変えるんだ。

幸せな人ってのは、まず第一に、満たされてる人なんだよ。社会の期待とか、周りの要求とか、そういうのを一回脇に置いて、自分の心が満たされることをやってみない?

もちろん、ただ「金持ちになりたい」って願うだけじゃ何も変わらない。銀行強盗だって、計画と準備が必要なんだから(笑)。だから、自分に正直になって、現実的な計画を立てる。そしたら、きっとうまくいくよ。


…と、ここまで偉そうに語ってきたけど、みんなはどう?
このクソ忙しい毎日の中で「これがあるから頑張れる」っていう、あなたの小さな逃げ場所とか、誰にも理解されなくてもいい趣味って何?よかったら、コメントでこっそり教えてよ。

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Comments

  1. Guest 2025-11-09 Reply
    ねぇ、自己犠牲って、なんだろう。ほんとにいる?いや、いる場面もあるのかもしれないけど…。昨日さ、友達から「急に助けて!」って言われて、もう夜遅かったんだけど結局行っちゃった。でもその帰り道、自分めっちゃぐったりしてさ、「あれ?これ誰のためだったんだろ?」とかちょっと考えちゃって…。自分の体力とか心配しなくていいのかな、とか思った。こういうの、みんなにもあったりする?